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Super Wing Lift 3000 その2
■3日目
クローラーキャリアに旋回架台をセット。
それぞれ大型トレーラーにのせて運搬するのだが、その輸送もまた一筋縄ではいかない。
選ばれし超一流のドライバーが、現場から現場へと輸送する。
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トレーラーからの荷下ろし
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上部旋回体(フロント部) 83.4 t
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上部旋回体(リア部) 81 t
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運ばれてきた部材は初日に設置したトラッククレーンで、荷卸し、組立てる。
そして、その組立に使用されているクレーンもまた、大きいのだ。
建築現場で使用される移動式クレーンは 50トン級が、一般的。
ここでは500トン級の大型移動式クレーンを使用している。
そして、そんな大型クレーンを使用してるにも関わらず、
玉掛けは、500tクレーン2台を使用した合吊り。
500t級クレーンの合吊り作業は、熟年の鳶職でも
一生に一度、経験するかどうかの作業なのだ。
カウンターウエイト部分の取付け。
左がウエイトのベースフレーム。右がウエイト(三枚)。
一枚の重量は 15トン。
1BOXワゴン車で、約7〜8台分の重さである。
そして、このウエイトが13段重ねの二列。
ウエイトだけの総重量は 15トン X 13段 X 2 = 390トン
ここまでのクレーンの重量もいれると・・・・
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■4日目
デリック部分の組立
(左写真赤線で囲んでいる部分)
このデリックによってメインブームを支えている。
人間の体で言うと、肩にあたる。
クレーンのブームを起伏するために必要なワイヤーを、
ウインチから、デリックを通し、ブームの先端に繋げます。
ブームとは荷を吊る時の基本となる部分の事を指し
人間の体で言うと、腕の役割をする。
(左写真青線で囲んでいる部分)
デリックは地組してから本体に取付ける。
これも本体と同じく、個別に運ばれてきたパーツを、一つ一つ、繋げて組立てる。
本体ほどの重量はないが、長いため、吊るときのバランスが取りにくくなる。
地組をして、本体と接続。
続いてAフレームを起こし、デリックと繋げる。
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